家づくりを考えるとき、どうしても間取りや外観、インテリアのデザインなど、目に見える部分ばかりに意識が向きがちです。

でも実は、住んでからの「本当の暮らしやすさ」を左右するのは、日々の生活の中で何度も使う“水まわり”や“室内の建具”といった部分かもしれません。

たとえばトイレ。家族全員が1日何回も使う場所ですが、掃除が面倒だったり、便座の隙間に汚れがたまりやすかったりすると、毎日の小さなストレスが積み重なってしまいます。

ドアも同じです。開け閉めの音が大きかったり、指を挟みそうでヒヤッとした経験がある方も多いのではないでしょうか。

これらは、カタログやショールームでは気づきにくいけれど、実際の暮らしにおいてはとても大切な“使い心地”の部分。山下ホームでは、こうした「暮らしの質」を左右する設備こそ、最初に戦略的に選ぶべきだと考えています。

今回ご紹介するのは、山下ホームが標準で採用しているPanasonicのトイレ「アラウーノ」と、室内建具シリーズ「ベリティス」。どちらも見た目の美しさだけでなく、清掃性や静音性、メンテナンス性までしっかり考えられた設備です。

この記事では、それぞれの製品の魅力を具体的な仕組みや数字を交えてご紹介します。

「トイレとドアは後回しでいい」と思っていた方も、読み終えたときには「これは先に決めるべきだったかも」と思えるような、新たな視点をお届けできればうれしいです。

トイレ『アラウーノ』の魅力

Panasonicのトイレ「アラウーノ」は、掃除の手間を大きく軽減し、節水・節電にもつながる優れもの。山下ホームでは標準仕様で採用しています。

泡できれいに！アラウーノが叶える、毎日ラクなお手入れ

Panasonicのアラウーノは、「泡で洗うトイレ」として注目を集めている次世代型のトイレです。

最大の特徴は、台所用洗剤を使って自動的に“激落ちバブル”をつくり、流すたびに便器全体を泡でコーティングすること。これによって、輪じみや菌膜といった気になる汚れが付きにくくなり、ブラシ掃除は週に一度でOKという声もあるほどです。

さらに「トリプル汚れガード」も魅力のひとつ。泡で飛びはねを防ぐ「ハネガード」、便器の縁の立ち上がりで垂れを防ぐ「タレガード」、便座と便器の密着構造で漏れを防ぐ「モレガード」。こうした細やかな設計が、トイレ掃除のストレスを大きく減らしてくれるのです。

便器には陶器ではなく「スゴピカ素材（有機ガラス系）」を採用。表面がとてもなめらかで、水垢や汚れがこびりつきにくく、中性洗剤でサッと拭くだけで輝きが戻ります。

さらに、フチなし形状と段差のないデザインにより、汚れがたまりにくく、日々のお手入れが本当にラクになります。

水道代も電気代もおトクに！節約につながるうれしい設計

アラウーノの魅力は掃除のしやすさだけではありません。実は、家計にもうれしい“節水・節電トイレ”なんです。

大洗浄で4.8L、小洗浄で3.6Lという高い節水性能を持ち、昔ながらの13L型トイレと比べると、年間で約70%もの水を節約できるという試算も。水道代に換算すると、年間で約14,000円もの節約に。毎日何気なく使っているトイレだからこそ、この差は大きいですよね。

さらに、年間の電気代では約5,200円の節約になるというデータもあり、水道光熱費を合わせると、年間で2万円近くおトクになることも。10年使えば20万円以上の差になると考えると、かなり賢い選択と言えるのではないでしょうか。

掃除のストレスから解放！アラウーノのこだわり設計

トイレ掃除はできれば少しでもラクしたい。そんな気持ちに応えるのが、アラウーノの徹底した“お手入れ簡単設計”です。

まず、便座本体は段差がなく継ぎ目もないので、ホコリがたまりにくく、サッとひと拭きでお掃除完了。さらに、内部はスパイラル水流という独自の水流構造で、ブラシが届きにくい場所までムラなく洗い流してくれます。また、泡がクッションになって音を吸収する働きもあり、深夜のトイレ使用時も静かで安心。

そのうえ、ボタン一つで水位を調整できるため、輪じみができやすい水面ラインのお手入れも簡単です。

実際にアラウーノを使っている方の中には、「以前は月に60分以上かかっていたトイレ掃除が、今は月に15分ほどで済むようになった」という声も。掃除の時短は家事の負担を減らすだけでなく、暮らしにちょっとした余裕と笑顔をもたらしてくれます。

建具『ベリティス』の魅力

次に、山下ホームの標準仕様で採用している建具をご紹介します。Panasonicベリティスの建具は、デザインの統一感と静音性を両立し、空間の印象を格上げしてくれます。

お部屋全体が心地よく整う、Panasonicの室内ドア「ベリティス」

室内の快適さや雰囲気に大きく関わるのが、意外と見落とされがちな“建具”です。Panasonicの「ベリティス」シリーズは、天然木のような上質感を再現しつつ、反りやキズに強い高耐久化粧シートを採用。見た目の美しさと実用性を両立しています。

デザインも豊富で、横木目や縦木目、框（かまち）デザインなどさまざまなタイプから選べます。収納扉や巾木（はばき）などとシリーズ内でトータルコーディネートできるので、家全体に統一感が生まれ、空間がすっきり整って見えます。

機能面でも細やかな配慮が。ソフトクローズ機構を標準搭載しているため、ドアがバタンと閉まることなく、静かにすっと閉まります。指を挟む心配も少なく、小さなお子さまがいるご家庭でも安心です。

また、ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆を取得しており、アレルギーに配慮した空間づくりにも一役買っています。

好みに合わせて選べるカラーとコーディネートの楽しさ

ベリティスの建具は、色のバリエーションがとても豊富。ホワイトオークやメープル、チェリー、ウォールナットやブラックオークなど、インテリアに合わせて自由に選べます。

床と建具を同系色でそろえれば空間に統一感が生まれ、落ち着いた印象に。逆にあえてドアを濃い色、床を淡い色にすると空間がぐっと引き締まり、モダンでスタイリッシュな雰囲気になります。

たとえばウォールナットのドアにグレージュの壁紙とブラックの照明器具を合わせれば、まるでカフェのような大人っぽい空間に。子ども部屋なら、明るいホワイトオークとパステルカラーの壁紙を組み合わせて、ナチュラルでやさしい雰囲気にするのもおすすめです。

また、Panasonicの公式サイトでは床・壁・建具の色を選ぶだけで、3Dで仕上がりイメージを確認できるシミュレーターも用意されています。「完成したら思っていた印象と違った…」という失敗を防ぐうれしいサポートです。

毎日を支える“やさしさ”が詰まった標準機能

ベリティスシリーズには、毎日の暮らしをちょっとラクにしてくれる“やさしい工夫”が詰まっています。

たとえば「ソフトモーション機構」。開き戸が閉まる直前に減速して、静かにピタッと閉まる設計になっています。ドアの音が気にならないのはもちろん、小さなお子さまの指挟みリスクも軽減。日常の中の安心感につながります。

また、引き戸は上吊りタイプを採用しており、床にレールがありません。見た目がすっきりするだけでなく、掃除機をかける際に引っかかる心配もなく、ストレスフリー。

標準のドアハンドルは、握力の弱い方でも使いやすいレバー式。手がふさがっているときや、手が濡れているときでもスムーズに操作できます。

こうした小さな気づかいの積み重ねが、暮らしの心地よさにつながっていくのです。

長く使ってこそ違いがわかる。コストとお手入れの話

どんなにデザインが素敵でも、日々のメンテナンスが大変だったり、すぐに交換が必要になったりすると、結果的にコストがかさむことも。

一般的な陶器製のトイレは、時間が経つと便器の内側に小さなキズが入り、そこに尿石や黒ずみが定着してしまいます。そのため、数年ごとに強い洗剤や研磨材を使った掃除が必要で、1回あたり8,000円ほどのコストがかかることもあります。

一方、アラウーノのスゴピカ素材は、表面がなめらかで汚れが付きにくく、ふだんのお手入れも中性洗剤で十分。10年使っても研磨の必要がなく、長くきれいに使えるのがうれしいポイントです。

建具についても同様です。一般的な化粧シートは10年ほどで剥がれやすくなり、1枚あたり約2万円の張り替えが必要になるケースも。一方、ベリティスは高耐久のラミネート仕様で、角や縁もめくれにくく、20年以上使えると言われています。

住まいにとって“長く使えること”は、実はとても大切なこと。結果としてメンテナンスコストも手間も抑えられ、日々の安心と快適さにつながります。

気になる方は体験してみてください。モデルハウスのご案内

カタログやWEBだけでは伝わりきらない“使い心地”。それを実際に体感できるのが、山下ホームのモデルハウスです。

アラウーノの泡洗浄や静かな洗浄音、便座まわりの使いやすさなどを、実際に見て、触れて、体感することができます。
建具に関しても、引き戸のスムーズな動きや、ソフトクローズの静かさ、レールのない床のすっきり感など、パンフレットでは伝えきれない部分を確かめられます。

見学は完全予約制。1枠90分、1日3組限定のご案内で、じっくりご覧いただけます。気になる方は、ぜひ早めにご予約を。

まとめ：見えないところにこそこだわる、これからの住まい選び

毎日何気なく使うトイレや室内のドア。だからこそ、使いやすさや掃除のしやすさ、静かに閉まる安心感など、小さなことが積み重なって、暮らしの満足度を大きく左右します。

山下ホームが標準で採用するアラウーノとベリティスは、家事の手間を減らしながら、見た目も美しく、長く快適に使える設備です。

見えない部分にこそこだわった家は、住むほどにその価値がわかります。これからの住まい選びに、ぜひ“使い心地の良さ”という視点をプラスしてみてください。