COLUMN コラム
山下ホームの不動産お役立ちコラムです
庭付き一戸建て×ドッグランの楽しみ方

「お庭に出たとたん、うれしそうに駆け回る愛犬を見るのが、わが家の日常になりました。」そんな光景に憧れる…という愛犬家の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今やペットは、ただの“飼い主とペット”という関係ではなく、大切な家族の一員。だからこそ、室内だけでなく、外の空間も心地よく暮らせるように工夫したいというご家庭が増えています。
中でも人気なのが、お庭をドッグランとして活用できる住まい。
家族と愛犬が一緒にのびのびと過ごせる庭は、ただの遊び場ではなく、毎日の暮らしをもっと楽しく、豊かにしてくれる場所です。
このコラムでは、山下ホームがご提案する“庭付き一戸建て”の魅力と、ドッグランのある暮らしを叶えるためのポイントをご紹介していきます。
目次
広さより「安心・安全な素材選び」
「ドッグラン」と聞くと、広大な土地が必要だと思うかもしれません。でも、実際には小型犬なら6〜10坪程度のスペースでも十分に楽しめる空間になります。
重要なのは”広さ”よりも、使いやすい配置と安心できる素材です。
ドッグランをつくるときに特に注意したいのが地面の素材。滑りやすかったり硬すぎたりする床は、愛犬の足腰に負担をかけてしまう恐れがあります。
たとえば、滑って転んでしまった場合には股関節形成不全や膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアなどのリスクも。
そのため、クッション性があり、滑りにくい素材を選ぶことが大切です。また、日差しの強い夏には地面が高温になることもあるため、熱を持ちにくい素材であることもポイントです。
以下に代表的な素材とその特徴をご紹介します。
【芝(天然芝)】
- クッション性があり足腰にやさしい
- 太陽の熱を吸収して地面が熱くなりすぎない
- 自然素材でリラックス効果も
- 季節の移ろいを楽しめる
※注意:水やりや草抜き、除草剤使用時のペットへの影響に配慮が必要
【人工芝】
- クッション性があり足腰にやさしい
- 土や泥がつきにくく清潔を保ちやすい
- 管理の手間が少ない
※注意:夏場は熱を持ちやすく足裏を痛める可能性がある
【ウッドチップ】
- 衝撃吸収性があり足腰にやさしい
- 消臭効果や雑草抑制にも効果的
- 自然素材で風合いも◎
※注意:割れや腐敗、肉球へのトゲ刺さりのリスクあり。定期メンテナンスが必要
【タイル】
- 雨に濡れても滑りにくい製品がある
- 傷や汚れに強くメンテナンスが簡単
※注意:硬さがあるため足腰への負担あり。夏場の高温や景観の単調さにも注意
最近では、天然芝と人工芝を組み合わせたり、一部をウッドチップにして緩衝ゾーンをつくるなど、素材をミックスする工夫も見られます。
愛犬の性格や年齢、季節に応じた組み合わせで、安全かつ快適なドッグランを目指しましょう。
Photo by Gen Inoue
安心して遊んで、サッときれいに。
フェンスは「安心の境界線」
安全に庭で遊ばせるためには、フェンスの設計にも気を配りたいところです。
ドッグランは、愛犬をノーリードで思いっきり遊ばせてあげられる場所。だからこそ、脱走防止対策は欠かせません。
フェンスは、愛犬を守るだけでなく、通行人やご近所とのトラブルを防ぐためにも必要です。
たとえおとなしい性格の子であっても、突然の飛び出しや不意の事故のリスクはゼロではありません。周囲への配慮としても、フェンスの設置は必須といえるでしょう。
フェンスの高さは、中型犬以上なら90cm以上が目安です。前足を引っかけて飛び越えたり、思いがけないジャンプを防ぐためにも、しっかりとした高さを確保しましょう。
また、足元に隙間がない構造であることも重要です。とくに天然芝やウッドチップなどの自然素材を使っている場合は、犬が地面を掘って抜け出す可能性があるため、設置位置や素材との相性にも配慮が必要です。
さらに、住宅の裏側まで行かないようにエリアを区切るためのフェンスを設置するのも安心材料のひとつ。
小型犬には置き型フェンス、中型犬以上には扉付きでしっかり固定できるタイプがおすすめです。
遊んだあとのケアもスムーズに
庭で遊んだ後のお手入れを快適にするためには、ペット専用の足洗い場や屋外用の水栓・ホースの配置があると便利です。土や芝生で遊んだ後に、玄関や室内を汚すことなく、サッとケアできる動線を考えておくと、日々の暮らしもぐんとラクになります。
足洗い場は玄関のすぐ脇に設置するのがおすすめ。というのも、庭の端など玄関から遠い場所に設けてしまうと、せっかくキレイにしても玄関にたどり着くまでにまた汚れてしまい、意味がなくなってしまいます。
また、足洗い場にシャワーを設置するなら、温水機能付きにするとさらに快適。冬場でも冷たい水に触れることなく、愛犬の体をやさしく洗ってあげられます。凍えるような寒さの日でも、お湯なら安心です。
さらに、足洗い場の設置場所として、テラスやウッドデッキの上を選ぶのもおすすめです。外から帰ってきた脚を洗ったり、タオルで拭いたり、換毛期のブラッシングをしたりと、さまざまなケアがしやすくなります。土を踏まずに室内に入れることも、うれしいポイント。
お手入れしやすく、清潔を保てる動線を意識することで、毎日の暮らしがより快適になります。
庭はペットと人が一緒にくつろげる場所へ
ドッグランというと、ペット専用のスペースと思われがちですが、実は家族全員が心地よく過ごせる”共用空間”にもなります。
たとえば、日除けを設けたウッドデッキのカフェコーナーを庭の一角につくることで、飼い主がコーヒーを飲みながらゆったりと愛犬を見守れる、そんな日常が当たり前になります。
テーブルやイスを置いて、天気の良い日には外でランチをしたり、読書をしたり、お子さんと一緒におやつタイムを楽しんだり。外の空気を感じながら過ごす時間って、なんだかほっとしますよね。
そして、おうちの中とお庭を段差なくフラットにつなぐ設計にしておくと、愛犬が自由に出入りしやすくなります。出かけるたびにリードをつけて…なんてこともなく、「好きなときにお外でのびのびしているなあ」という、自然な距離感が生まれますよ。
お庭があるだけで、暮らしはぐっと広がります。ペットの遊び場であり、家族のくつろぎ空間でもある。そんなふうに”一緒に過ごす場所”として庭をデザインすることこそが、山下ホームが考える理想のドッグラン付き住宅です。
提供:ペットライフスタイル株式会社
施工実例に学ぶ、庭づくりの工夫
山下ホームが加盟しているAMILIE(アミリエ)に掲載されている、愛犬ファーストな住まいづくりの実例をご紹介します。
こちらの愛犬家ご一家のお住まいでは、大きな窓の向こうに続くウッドデッキから、やさしい勾配のスロープで庭に降りられる設計を採用しています。
愛犬たちを「行ってらっしゃい」と送り出し、どこで遊んでいるか見渡せる安心感のある空間です 。
この実例が示しているのは、「愛犬目線」の家づくりが“人の暮らし”も豊かにするということ。
庭や動線、素材、設備などに細やかな配慮を加えることで、ペットも家族も安心して暮らせる家が完成します。
▶ 出典:一級建築士監修の愛犬との住まい(アミリエ住宅ナビ【ペットと暮らす住まい事例】)
また山下ホームでは、ペットと暮らすご家族のために、「室内から直接アクセスできる庭の設計」や「土間と庭をつなぐ回遊動線」など、日常がより快適になるプランを多数ご提案しています。
たとえば、屋外用のシャワー・シンクを備えたガレージを設け、散歩帰りの足洗いやアウトドアグッズの洗浄もスムーズに。
また、「室内→土間→庭→勝手口」へとつながる動線は、ペットが自然と移動できるだけでなく、飼い主の動きもスムーズに。
洗面や収納などの配置にも一工夫を凝らし、”人とペットのストレスを減らす間取り“を実現しています。
家族みんなの笑顔が広がる、もうひとつのリビング
提供:ペットライフスタイル株式会社
ドッグラン付きの庭は、ペットのためだけの空間ではありません。そこは、家族みんなが笑顔になれる「もうひとつのリビング」。
小さなスペースでも、素材や設備、動線にこだわることで、心地よく、そして安心して暮らせる屋外空間が実現します。
愛犬の健康やストレス軽減だけでなく、家族の時間を豊かにする場所としても、庭の存在はこれからますます注目されていくでしょう。
ほんの少しの工夫で、ペットとの暮らしは驚くほど快適になります。
ご相談やご見学は、どうぞお気軽に。ぜひモデルハウスで、庭と室内がつながる暮らしをご体感ください!
▶ 体感型モデルハウスはこちら
(札幌市東区本町1条5丁目6番34号) (詳しくはHPをご覧ください)